へいわってすてきだね!
今日はぞう組(5歳児)だけの紙芝居の会の日でした。
いつもは、おなかをかかえて笑えるお話、楽しいお話、昔ばなしなどをしてもらうのですが、今日はみんなで考えるきっかけになるお話をしてもらいました。
読み聞かせをしてくださった81歳の○○さんの子どもの頃の体験・・・・。
大阪の南のほうに住んでいた○○さんは、ちょうどぞうぐみの子どもたちと同じ年ぐらいの時に大阪大空襲にあったそうです。
大阪の街は焼き野原で、何もなくなった景色が目に焼き付いていると話してくださいました。
食べるものはなく、アメリカから配給された脱脂粉乳を飲んで空腹を満たしていたそうです。
そんなお話に、子どもたちは真剣なまなざしで聞き入っていました。
そして、「きょうせんそうがはじまると」「ふうちゃんのそら」「へいわってすてきだね」の2冊の絵本と紙芝居1冊を読んでもらいました。
その後、クラスだけで集まって読んでもらった絵本や紙芝居の話をしたのです。
「へいわってどんなことかな?」の保育士の質問に、Aくんは「ごはんがおいしいこと!」「ぼくは毎日おいしいごはんをたべてるからへいわやで」と。
また、Bくんは「かぞくがみんないてげんきでいること」といっていました。
Cくんは「おはながきれいにさいていること」など、みんな5歳児なりに自分の生活に引き寄せて色々考えていました。
私たちの日常が当たり前なのではなく、とても貴重な日々なのだということを子どもたちが感じてくれたことがとてもうれしいです。