スマホとのつき合い方


1歳9か月になるうちの孫は、イヤイヤ時期真っ盛りです。
だんだん意思がはっきりしてきて、やりたいことがあればそのことに夢中になり、なかなか切り替えが難しいのです。無理に切り替えさせようとすると、泣き崩れ、手におえない状態になります。1歳児にはよくある姿です。
ところが、初めての子育てをしている娘夫婦(とくに父親)は、我が子の要求に対してどう対応したらいいかわからない様子です。泣き続ける時や、静かにしてほしい時は、つい、スマホで大好きな「機関車トーマス」の動画を見せることもしばしば。
おじいちゃん(私の夫)も孫の面倒を見ている時は、遊びが続かないとつい動画を見せている時があるのです。動画を見せたくなる気持ちは私もよーくわかります。だって集中してみてくれるから、静かにしてほしい時は助かりますから・・・。(特に外食のときなど)
でも、「ちょっと待てよ、これでいいのか?」と別の私の声(保育者の私)がささやきます。
孫ができるまでは、「子どもに動画を見せるのはちょっと・・・。」「スマホをさわらせるなんてもってのほか」と思っていました。でも、見せたくなる時があるのですよねぇ。孫ができたことで現実と理想のギャップに悩みます。
ただ長時間動画を見せっぱなしにするのは子どもの目や脳への影響が気になります。
スマホはブルーライトという光が放出され、長時間見ると視力に影響があることが研究でわかっていますし、電磁波は脳への影響があるそうです。
また、親子でいる時間は、できるだけ会話(子どもがしゃべれなくても、子どもに気持ちを寄せることが大事)をして、心の交流をはかることが子どもの心の安定にもつながります。
やむを得ずスマホを見せざるを得ないとき(静かにしなければいけない場所で他に手段がない時など)は、終わりを決めて「これが終わったらおしまいね」など、前もって子どもが切り替えやすいように声をかけたりすることは必要だと思います。大人の都合で見せたなら、「はい、おわり!」と突然取り上げたりするのは子どもにとっては理不尽なことですから。
年齢が高くなると、動画だけにおさまらず、ゲームに夢中になることも予想されるので、スマホなどとの上手なつきあいかたを考えたいと思うこのごろです。
まずは、孫を預かるときは、楽しい遊びを準備しておこうと思います。