桜の木さん、ありがとう!
保育園の前のさくら公園には3本の桜の木がありました。毎年、きれいな花を咲かせ、桜の木の下でお花見をしたり、おやつの桜餅を食べたりなどして楽しんでいました。
3本の木の中の真ん中の桜の木は、子どもたちには木登りがしやすかったので、よく登ったり、腰をかけたりして遊んでいたのですが、だんだん歳をとって病気になったり
腰が曲がってきたりして今にも倒れそうになってきたのです。
そして、ついに先日、市の職員さんがその桜の木を切ってしまいました。(倒木の恐れがあるので危険防止のための措置)
木を切るとき、子どもたちは園舎の窓から見て複雑そうな表情をしていました。
たくさん遊ばせてもらった桜の木。
きれいな桜の花を咲かせて、私たちを和ませてくれた桜の木。
夏にはセミがたくさん桜の木に集まり、セミ取りをさせてくれた桜の木。
保育所が無認可の時代から、いつも子どもたちを見守ってくれていた桜の木。
認可園になるとき、建設中の園舎のシートがはずされ、立派な園舎がお目見えした時も、さくら公園から一緒に見ていた桜の木。
そんな桜の木とのお別れがさみしくて・・・・。
今日は子どもたちと一緒に、お酒を切り株にかけてお礼を言いました。
「一緒に遊んでくれてありがとう」
「たくさん登らせてくれてありがとう」
「また生まれ変わってね」
などなど、子どもたちは口々に木に声をかけていましたよ。