もうすぐ綿毛になって・・・・・
ぞうぐみ(5歳児)にとっては、2,3月は卒園に向けての行事が目白押しです。
2月16日は「大きくなったねの会」で、17人のぞうぐみが気持ちをひとつにして太鼓をたたきました。
そして、劇づくり「エルマーの冒険」では、長い時間をかけて、ただ演じるだけでなく、17人で話し合いながら、励ましあいながらひとつの劇をつくりあげました。
一つ一つの場面を、どのように表現したらそれらしく見えるか、どんな小道具があったらいいのかなど、丁寧に話し合いを重ねながら本番を迎えました。
エルマーがりゅうを助け出し、りゅうが飛び立つシーンでは、17人のこどもたちがりゅうの姿を力を合わせてつくりだしました。その姿は、こどもたちが園を巣立っていく姿と重なりあい、つい涙ぐんでしまいました。
そして、今日(3月9日)は、リズム参観で年長のリズムを保護者の方々に見に来ていただきました。
側転、なわとび、ちょうちょ、荒馬、まりつき、こまなど、保育園で培ってきた力があるからこそできるリズムを、ひとつひとつ丁寧に練習してきたぞうぐみのこどもたちです。
こまを17人全員で「いーわんちきちきどっこいしょ」とまわしました。
1回で回った子、なかなか回らず苦戦した子、様々でしたが、最後まであきらめずに5回目についに回せたYちゃん。
Yちゃんが一人残ってしまった時は、16人のこどもたちが声をかけながらYちゃんのこまが回るのを信じて待ちました。
ついに回ったYちゃんのこま。会場から大きな拍手がおこりました。
そのときのYちゃんは誇らしげで、いい笑顔でした。見守ってくれる仲間がいたから頑張れたのでしょうね。
リズムが終了した後、ぞうぐみのこどもたちは号泣でした。やりきった達成感ともうすぐ卒園してくのだという寂しさが入り混じったのかな。
3月23日は、いよいよ卒園式です。
もうすぐ川西共同保育園の17人のたんぽぽっこたちは、綿毛になって飛んでいきます。