川共保のブログ

4，5歳児のキャンプ後に描画をしました。

こどもたちが海を体感したことがわかる、おもしろい描画なので紹介したいと思います。

5歳児　ちさちゃんからの聞き取り

「海に入ろうとしているところ。それでさー、ちさちゃん貝見つけて貝持って入ろうとしているところ。てんてんは砂。砂の上であるいているとこ。（海ははいった？）うん、おもしろかった。深いところまで行った。歩いてジャンプして浮きそうやった。死んでいるくらげに砂かけたり、わかめみつけたりとか。海キャンプで楽しかったのは、船！船の波にふわんふわんとなったととこが楽しかった。」

5歳児　みさきちゃんからの聞き取り

「しゅうが魚みつけたよーってダルマンに言ってる。しゅうに魚みせてもらった。ダルマンがびっくりしとった。あやかがねころんでうかんでるの。気持ちよさそうやった。だからやってみた。最初はできひんかった。けど、できるようになった。どんな気持ちやった。浮かべたのが楽しかった。海がはじめてやったからめあけられへんかったけどさぁー。泳ぐ気持ちじゃなかったけどさぁー、はじめてやったからさぁー。海の水なめてみたらしょぱくてびっくりした。海からエルマーとりゅうの手紙きて、早くあいたかった。

キャンプで楽しかったのは、海と船！

こどもたちの描画を見て、こどもたちが身体全体で海を体感したことが伝わってきました。ちさちゃんは波と砂が印象的だったのでしょう。自分の足で砂浜を踏みしめて海に入ったからこそ、砂の感触を感じてこの描画になったのでしょう。

船に乗って白い波が船上から見えました。この描画の波がその光景を物語っています。

登場している自分や友達がみんな笑顔なのが素敵ですね。

みさきちゃんは、あやかちゃんがあおむけになって海で浮かんでいるのをみて、「みーちゃんもやりたい！やってやってー！」と私にせがんできました。じゃぁ、やってみようと、私がみさきちゃんを支えて浮かべてみました。「息をぬいてね、ふーっとね」と言いながらゆっくり手を離すと、一瞬浮かぶことができました。それがうれしかったのですね。

海で遊んでいるときに、海面にぷかぷかとビンのようなものがが浮いてきました。キャンプクラブのダルマンが、それをとってビンの蓋を開けてみると、なんとエルマーからの手紙が入っていたのです。

それを見たこどもたちは、大喜びでした。そこから次の日にもエルマーとのやりとりが続いていくのでした。そのこともみさきちゃんの心には刻まれているのですね。

こどもたちの描画は、こどもたちの心の内がよくわかります。描画をみているとほのぼのとした気持ちになります。