1. ひよこぐみ

    応答的なやりとりを大切に!新しい世界との出会いを大切に!

    たっぷり遊んで、しっかり食べて、ぐっすり眠る心地よい生活リズムを整えていきます。保育者との応答的なやりとりを日々重ねて、快・不快を感じ分け、人と関わることの心地よさを重ねていきます。「この人がいたら大丈夫」「この場所なら安心」と基本的安心感が築かれて、心の支えとなり、外界へと興味関心を広げていきます。

    • 生活面

      食事では、離乳食が始まり食材そのものの味を味わえることを大切にし、大人が「おいしいね」「これはジャガイモだよ」など言葉を添えて、食べさせてもらうことを重ねていく中で、自分でも食べてみたいと思うようになります。手づかみで食べることを重ねて、大人が使っているスプーンにも興味を向けて、使ってみようとするようになっていきます。
    • 大切にしていること

      「ヒト」との出会い、「物」との出会い、「こと」との出会いを大切にし、豊かに経験できるようにしています。
  2. あひるぐみ

    なんでも自分で、見て、触れて、確かめたい!探求心を大切に!

    0歳児時期に築いた基本的安心感を土台に、自由自在に活動できるようになってきた子ども達は、更に外界への関心を拡げ、自ら見つけて、触れて確かめて手応えを感じて一段と活動意欲が高まります。そのそばには、信頼を寄せる大人の存在があり、共に楽しさを共感できる友だちの存在があります。生活の中でも意欲は高まり、「ジブンデ!」の思いもとても強く表れてきます。

    • 生活面

      自分でやってみたいことが増えます。道具を道具として、扱えるようになっていきます。排泄面では、トイレに座ることが習慣づいていきます。
    • 大切にしていること

      「ちゃんとみてるよ~」と思いに寄り添うこと、「間」を大切に待つ姿勢で、大人が関わることを大切にしています。
  3. うさぎぐみ

    ぼくが!わたしが!自我拡大中の子どもたち同士のつながりを大切に!

    「ジブンデ」の想いをたくさん受容してもらったことで、自分でできるようになったことの喜びと自信とで心を太らせて、さらに、「ぼく!わたし!」を拡大させていきます。友だちと共に過ごす生活と遊びの中で、かかわりを深めていきます。楽しいことは響き合う反面、子ども同士のぶつかり合いも多くなるので、大人が間に入って、それぞれの思いを聞き取り、丁寧につないでいます。

    • 生活面

      スプーンをペングリップ(鉛筆持ち)で扱えるようになってきます。食後のブクブクうがいを始めます。排泄面では、尿意を感じて、トイレに向かうようになります。
    • 大切にしていること

      自信を持ち始めたものの、まだまだ、大人に見守っていてほしい、手伝ってほしい思いが強いので、「ちゃんとみてるよ~」と思いに寄り添うこと、子どもからの発信には、「わかった!いいよ!」を合言葉に、まずは、気持ちを汲み取ることを大切にしています。
  4. きりんぐみ

    自信たっぷりの心を輝かせて!大好きな友だちづくりを大切に!

    大人の見守りがなくても、根拠が無くても、自分に自信たっぷりでいられる天真爛漫な時期です。そこに至るまでには、大人にたくさん受容されて、色んなことに挑戦し、自信を付けて、心を太らせてきたからこそ自分のことを信じる土台ができるのです。そんな自分のことを認めてくれる友だちの存在が大きくなります。ピッタリくる大好きな友だちができることで、友だちの支えや励ましを受けて、いろんな事に向かっていく力を発揮していきます。

    • 生活面

      身の回りのことは、自分でできるようになってきます。荷物の管理は、大人が一緒に、丁寧に関わることを大切にしています。4歳のお誕生日を迎えたら、お箸に移行していきます。
    • 大切にしていること

      大人にどう思われているかよりも、友だちにどう思われているかを感じ始める子どもたちなので、クラス集団の中で自分の存在をしっかり感じられるような日々を重ねられるようにしています。
  5. らいおんぐみ

    自分を見つめて振り返る!仲間の中で、芽生える願いを大切に!

    心を太らせて、自信はつけてきたものの、本当にこれで大丈夫なの?と、事実と照らし合わせるようになることで、いろんな事に対して、躊躇することが増えてきます。自信が持てないことに対しては、心が揺れます。本人の気持ちに寄り添いながら、具体的な事実を示し、ちょっとしたプラス面の変化を伝えて、小さな達成感を積み重ねられるようにして、確固たる自信につなげていきます。集団の中の自分の存在も、客観的に見て振り返るようになり始めるため、理想の自分と、現実の自分との狭間で、自己コントロールする力も芽生えてきます。

    • 生活面

      お箸遣いが定着してきます。先の活動を見通して、排泄に向かうようになります。身の回りの事もほとんど自分でやりきるようになります。まだまだ、点検は必要です。
    • 大切にしていること

      仲間の中で認め合い、認められる経験を日々の中で積み重ねていきます。自分を見つめて、励ます力の芽生えを支えていきます。
  6. ぞうぐみ

    物事を多面的にとらえられるようになる!仲間と共に育つことを大切に!

    仲間の中で自分をしっかりと感じられるようになり、友だちの事も多面的にとらえられるようになりはじめ、「○○ちゃんは、△△なところもあるけど、□□なところ もあるで」というふうに、友だちとの付き合い方も、集団の中の自分の存在意識も高まります。日々の保育の中でも、行事ごとでも、子どもたち同士で意見を出し合い、思いを出し合い、実現に向けて話し合いを重ねて、みんなが納得いくまで、とことん話しあいます。そんな日々を重ねて、仲間とのつながりがより太く、ゆるぎないものになっていきます。

    • 生活面

      荷物の管理も含めて、自分でしっかり把握するようになります。自分の考えを持って、行動することが増えてきます。
    • 大切にしていること

      子ども達が、自分達で決めていく過程を大切に、大人が子ども集団の一人として、関わること、多面的な視野を大人自身もしっかりともちながら、関わることを大切にしています。